海の環境を学ぶ会~スノーケリング体験|親子6名のマンツーマン指導で30種類超の生物を発見
マンツーマン指導の贅沢なスノーケリング体験
8月23日(土)、海の環境を学ぶ会~スノーケリング体験を西の浜(海浜の森公園近く、休暇村伊良湖付近)にて開催しました。今回は参加者6名(大人3人、子ども3人)という少数での開催となりましたが、その分スタッフがマンツーマンで対応できる贅沢な体験となりました。
活動概要
実施日時:2025年8月23日(土)8:30~11:30
活動場所:西の浜(海浜の森公園近く、休暇村伊良湖付近)
参加者数:6名(大人3人、子ども3人)
天候:朝方曇りで心配されましたが、活動時間には晴天に恵まれました

絶好のスノーケリング日和
朝方は曇り空で天候が心配されましたが、活動開始時には見事に晴れ上がり、絶好のスノーケリング日和となりました。前回7月27日のスノーケリング活動時よりも透明度が高く、海の中の魚たちがはっきりと見えるコンディションでした。
海水温は場所によって暖かいところと冷たいところがあり、参加者は水温の変化も体感しながら海の豊かさを感じることができました。また、潮がかなり引いており、普段は海の中にある潮だまりも姿を現し、観察範囲が広がりました。


準備と安全対策
自前のライフジャケットを持参される方もいましたが、亀の子隊ではさまざまなサイズの貸出用を用意しており、濡れたまま返却できますので、次回開催の時もぜひご利用ください。
安全講習については、前回7月27日と同様の内容で、スノーケルマスクの正しい装着方法、水中での呼吸のコツ、緊急時の対応について丁寧に説明を行いました。

特別な体験環境での活動
今回はチラシの配布が市内に十分行き渡らなかったため、前回の56人から6人という大幅に少ない参加者数となりました。しかし、この状況は参加者にとってラッキーな結果となり、スタッフが子ども一人ひとりにマンツーマンで対応できました。
地元の学校の先生にも今回協力してもらい、教育の視点から子どもたちの安全管理はもちろん、探求心を引き出すようなサポートをしてもらいました。少人数だからこそ可能な、きめ細やかな対応ができました。

生き物との積極的な触れ合い
今回の参加者の特徴として、全員が生き物を触ることに躊躇がなく、大きなスナヒトデもためらうことなくわしづかみする積極性を見せてくれました。こうした自然への親しみやすさが、より深い学びにつながりました。

豊富な海の生き物との出会い
今回のスノーケリング体験では、透明度の高い海の中で実に30種類を超える多種多様な生き物を観察することができました。
観察された生き物
魚類では、アミメハギ、クサフグの幼魚、サザナミフグの幼魚、ヘビギンポ、ヒメハゼ、コロダイの幼魚、ヒイラギの幼魚、ハオコゼの幼魚、ゴンズイの幼魚、さらには珍しいアカエイの幼魚まで観察することができました。
軟体動物では、コウイカの稚イカとその卵塊という貴重な発見がありました。貝類ではスガイ、イシダタミガイ、ツメタガイなどが見つかりました。
ウミウシ類では、クロシタナシウミウシ、フレリトゲアメフラシに加え、特に注目すべき発見がありました。終盤に見つけた講師の方も名前が分からない珍しい生き物が、後の調査でカラスキセワタというウミウシであることが判明しました。愛知県では記録が少なく、今回の発見は貴重な情報となるとのことです。


甲殻類では、イシガニとその稚ガニ、ガザミの稚ガニ、シバエビ、イソスジエビ、スジエビモドキ、コシマガリモエビなど多様なエビ・カニ類が観察されました。ヤドカリ類も豊富で、ケアシホンヤドカリ、ホンヤドカリ、ユビナガホンヤドカリが見つかりました。
棘皮動物では、参加者が積極的に触れ合ったスナヒトデをはじめ、イトマキヒトデ、ムラサキウニ、バフンウニなどが観察され、アオナマコも見つかりました。

参加者の声
子どもたちの純粋な喜び
参加した子どもたちからは「楽しい!」という声が上がり、活動終了後には「次はいつやるの?」「僕の住んでるところでもやって!」という嬉しい反応が聞かれました。この純粋な喜びと継続への意欲こそが、海の環境を学ぶ会の目指すものです。
保護者の方からは「子どもたちがいい表情をしていました。夏休みの最後の思い出になったと思います。ありがとうございます」という温かい感想をもらいました。夏休み最後の週末という貴重な時間を使って参加していただき、心より感謝しています。
海の環境を守る心を育む
スノーケリング体験を通じて、参加者は海の豊かさと美しさを直接肌で感じることができました。透明度の高い海で生き生きと泳ぐ魚たちの姿、様々な生き物との触れ合いは、「きれいな海を守る心」を育む貴重な体験となったことでしょう。
特に子どもたちが生き物を恐れることなく積極的に触れ合う姿は、自然との共生の大切さを物語っています。こうした体験が将来の海洋環境保全の担い手を育てることにつながると信じています。
貴重な生物学的発見
今回発見されたカラスキセワタは、愛知県では記録が少ない珍しいウミウシです。こうした発見は、渥美半島周辺海域の生物多様性の豊かさを示すとともに、継続的な観察活動の重要性を物語っています。
謝辞
今回も講師としてご指導いただいたBlueDropの松野さん(https://www.instagram.com/sea.some)、川口さん、そして地元学校の先生方、ありがとうございました。
参加者の皆さんには、夏休み最後の貴重な時間を海の環境学習のために使っていただき、ありがとうございました。
海の環境を学ぶ会では、これからも子どもたちが海の素晴らしさを体験し、環境保全の大切さを学べる活動を続けてまいります。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
活動実績
- 参加者数:6名(大人3名・子ども3名)
- 観察した生物:30種類超
- 活動時間:約3時間(8:30-11:30)
- 活動場所:愛知県田原市西の浜(海浜の森公園近く)
- 特記:カラスキセワタ(愛知県では記録が少ない珍しいウミウシ)を発見
