なごや環境大学共育講座|渥美を学び食べよう~クリーンアップ&タッチングプール体験
晴天に恵まれた渥美半島の環境学習プログラム
11月3日(日・祝)、なごや環境大学共育講座として「渥美を学び、渥美を食べよう」を開催しました。晴天に恵まれたこの日、子ども11人、大人21人の計32人が参加し、西の浜でのクリーンアップ活動、タッチングプール体験、そして伊良湖岬観光を通して、渥美半島の海の豊かさと環境保全の大切さを体験しました。今回の参加者の半数以上は名古屋市や岐阜県からお越しいただきました。海が身近にない地域から来た子どもたちにとって、渥美半島の海は特別な体験の場となったようです。調理スタッフ4人(参加者の方1名もお手伝い)、事務局スタッフ4人が、参加者の皆さんをサポートしました。

西の浜クリーンアップ活動(10時40分~11時40分)
活動は西の浜でのクリーンアップからスタートしました。晴天で風が心地よく吹く中、参加者は海岸に広がりゴミ拾いに取り組みました。海が身近にない地域から来た子どもが「砂浜だー!」と歓声を上げる姿が印象的でした。活動中、参加者からは「きれいになっていくのが嬉しい楽しい」「いっぱいゴミがあってびっくりした」「風が強くて気持ちいい」といった声が聞かれました。

子どもたちの協力が印象的な清掃活動
浜にはプラスチック製の容器やかごが多く見られ、タイヤなども発見されました。特に印象的だったのは、浜に埋まったロープを子どもたちが協力して引き抜いていた場面です。「せーの!」と声を掛け合いながら、力を合わせて引っ張る姿が頼もしく感じられました。また、貝殻を拾ってスタッフに見せてくれる子どもが多く、ビーチコーミングも楽しんでいる様子が伺えました。海岸清掃をしながら、自然の贈り物である貝殻との出会いも楽しむ、そんな時間となりました。


約1時間の活動で集めたゴミの総重量は80kgにのぼりました。参加者の皆さんの積極的な活動のおかげで、浜は見違えるようにきれいになりました。



タッチングプール体験(11時40分~14時30分)


クリーンアップ活動の後は、休暇村伊良湖に移動し、お楽しみのタッチングプール体験です。今回用意された魚は、クロダイ、ヒラメ、コチ、チヌ、マダイ、コショウダイ、スズキなど、渥美半島の海で獲れた新鮮な魚たち。子どもたちは早く触りたくてしょうがない様子で、プールの周りに集まりました。
新鮮な魚との触れ合いで命の大切さを学ぶ
恐る恐る魚に触れた子どもが、暴れる魚に驚く様子や、顔の横に魚を持ってきて記念写真を撮る姿が見られました。スタッフによる魚の解説には、子どもたちがリアクションよく反応してくれました。大人も「へー」と興味津々な様子で、魚について学ぶ時間となりました。



バラエティ豊かな魚料理に舌鼓
タッチングプールで触れ合った魚たちは、調理スタッフの手によって次々と料理に変身していきました。潮汁、カルパッチョ、ポワレ、カレー風味、ハーブ風味、ガーリック風味、バター醤油、松前漬け風、にんにく醤油和えなど、バラエティ豊かな調理法で提供されました。


特に今回は、炭火で焼く魚が大人気でした。毎年、焼き魚は少し残ることもあったのですが、今回は焼き待ちで列ができるほどの人気ぶり。タイの贅沢に分厚い切り身を炭火で焼く魚は絶品で、次から次へと提供される料理は、机に並べるとすぐになくなってしまうほどでした。調理スタッフ4人の皆さんは休む暇もなくフル稼働。また、参加者の方で調理を手伝ってくださったお母さんも本当に助かりました。


「唐揚げができましたよー」というアナウンスが流れると、子どもたちがダッシュで取りに来る場面も。全員に渡る前にお皿は空になり、第2陣、第3陣と即完売が続きました。皆さんのご協力があってこそ、この充実した食体験が実現できました。
参加者の声~新鮮な魚の美味しさに感動
子どもからは「去年参加して、魚食べられるようになった。今日楽しみだった」「本当に今日来れてよかった!!来年も絶対来ます」「渥美の魚いいね」「刺身ぷりぷりでおいしい」という声が聞かれました。お母さんからは「ここの魚食べちゃうとスーパーの魚が食べれなくなっちゃうかも。また来年まで待てない」という嬉しい感想もいただきました。新鮮な魚の美味しさを存分に味わっていただけたようです。



伊良湖岬観光(14時30分~15時30分)
食事の後は、渥美半島の先端、伊良湖岬へ。スタッフによる恋路が浜の景色紹介や歴史の話を聞きながら、参加者の皆さんはゆっくりと観光を楽しみました。太平洋と三河湾に囲まれた渥美半島ならではの景観を堪能していただけたのではないでしょうか。

きれいな海が育む豊かな食の恵み
今回の共育講座では、クリーンアップ活動で海の環境保全の大切さを学び、タッチングプール体験で命の尊さと食の喜びを実感し、伊良湖岬観光で渥美半島の自然の豊かさを体感するという、充実したプログラムとなりました。西の浜は伊勢湾流域圏の最下流域に位置し、上流域から様々なゴミが流れ着きます。今回もプラスチック製の容器やかご、タイヤなど、私たちの日常生活から流れ出たものが多く見つかりました。ゴミを出さない、流さない意識を一人ひとりが持つことの大切さを、参加者の皆さんに感じていただけたと思います。



そして、きれいな海だからこそ、新鮮で美味しい魚が育つことを、タッチングプールと食体験を通して実感していただけたのではないでしょうか。「渥美の魚いいね」という子どもの言葉が、今回の活動の全てを物語っています。
次世代に豊かな海を引き継ぐために
名古屋市や岐阜県など遠方からお越しいただいた参加者の皆さん、そして活動を支えてくださった調理スタッフ、事務局スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。なごや環境大学との共育講座は、多くの方に渥美半島の海の素晴らしさを伝える貴重な機会となっています。これからも、海の環境を守り、次世代に豊かな海を引き継いでいく活動を続けてまいります。

活動実績
- ゴミ総重量:80kg
- 参加者数:32人(子ども11人・大人21人)
- スタッフ数:8人(調理4人・事務局4人)
- 活動時間:10時40分~15時30分
- 活動場所:愛知県田原市西の浜・休暇村伊良湖・伊良湖岬
- 主な参加地域:名古屋市・岐阜県など
