海の環境を学ぶ会~春の磯の観察会レポート|親子27名参加で多様な生物を発見

【愛知県田原市】海の環境を学ぶ会~春の磯の観察会レポート|親子27名参加で多様な生物を発見

本年度第1回目の磯観察会を開催

宇津江港公園奥の美しい磯の風景

4月27日(日)、本年度第1回目となる海の環境を学ぶ会~磯の観察会を開催しました。参加者は27名(保護者14名、子ども13名)で、小学1年生が最も多く、1年生から6年生までの子どもたちが参加しました。

今回は初めての参加者が多く、子どもがチラシを見るなりすぐに行きたいと親に言ってくれたという声も聞かれました。ずっと楽しみにしていた子どももいて、晴天に恵まれて本当によかったです。

絶好のコンディションに恵まれた宇津江港公園

活動場所の宇津江港公園奥の磯は、波も穏やかで活動には最適な環境でした。暑すぎず心地よい風も吹き、春の磯観察会にぴったりの天候に恵まれました。海の中に入ると少し冷たかったものの、しばらくすると慣れる程度の温度で、子どもたちも気にすることなく活動できました。

観察会前のクリーンアップ活動

磯観察会の開会式の様子

磯の観察会が始まる前に簡単なゴミ拾いを実施しました。漂流物のペットボトルを中心に回収し、数分程度の活動でしたが、子どもたちは手際よくゴミを集め、20kgも回収してくれました。

本年度から隊員カード制度を導入し、クリーンアップ活動の時に配布している隊員カードを受付で提示すると、参加費を割り引く制度を始めました。

観察会前のクリーンアップ活動に取り組む参加者

生き物との初めての出会いに挑戦

活動の始めには、ケガをしないための注意と生き物の探し方について説明を行いました。磯の観察会が始まってすぐは、慣れていない子どもたちは生き物を触ることに躊躇していました。

そこで、まずはイソギンチャクに触る体験からスタート。お父さんが先にチャレンジすると、手に引っ付いてくる感触に声を出して驚く様子を見た子どもたちも、にっこり笑って少しずつ勇気を出していきました。

慣れてくると、参加者たちは磯全体に広がり、動石をめくったり岩陰をのぞき込んだりして、次々と生き物を発見。大きなカニを捕まえた子は自慢げな様子で本部の水槽に持ってくる姿が印象的でした。

子どもたちが初めて海の生き物に触れる瞬間岩陰をのぞき込んで生き物を探す子どもたち

豊富な海洋生物との出会い

今回の観察会では、実に多様な生き物に出会うことができました。

魚類・軟体動物

ドロメ、アゴハゼ、アサヒアナハゼ、ナベカ、ダイナンギンポ、ギンポなどの魚類をはじめ、ヒメイカ、イソアワモチ、アカエラミノウミウシなども見つかりました。特に珍しかったのはアカエラミノウミウシとイソヘラムシで、見つけた子どもたちは大興奮でした。

動石をめくって生き物を発見する様子発見した海の生き物を観察する参加者たち

棘皮動物・甲殻類

アオナマコ、アカナマコ、クロナマコの3種類のナマコ、バフンウニ、イトマキヒトデ、ナガトゲクモヒトデなどの棘皮動物も観察できました。カニ類ではイソガニ、ヒライソガニ、オウギガニ、モクズガニ、イシガニなどが見つかりました。

カニやヒトデなど多様な生き物を観察

その他の生き物

貝類ではイシダタミガイ、スガイ、ケハダヒザラガイ、その他ホンヤドカリ、ケアシホンヤドカリ、スジエビ、ワレカラ類、ヨコエビ類、ゴカイ類、ユムシ類なども観察できました。海藻類も豊富で、フクロノリ、ミル、ワカメなども見つかりました。

親子で一緒に生き物探しを楽しむ様子捕まえた生き物を手のひらで観察する子どもたち

印象的なオウギガニの死んだふり

死んだふりをするオウギガニを発見しました。手のひらにカニを載せると、ピタッと動きを止めて死んだふりをする様子に、子どもたちは大喜びでした。

子どもたちの成長と発見の喜び

講師の松野さんの解説の時間では、それぞれ自分が捕まえた生き物が紹介されると、「俺が捕まえたやつ!!!」とアピールして誇らしげな表情を見せる子どもたち。中には「それね、ママが捕まえた!!!」と正直に母の手柄を自慢する子どももいて、微笑ましい場面もありました。

講師による生き物の解説を真剣に聞く参加者たち

特に印象的だったのは、観察会のはじめには怖くて生き物に触れなかった子が、終わりごろにはカニを素手で捕まえられるようになったこと。その子は「やればできるようになる!経験!」と言い、チャレンジして実践することの大切さを教えてくれました。小学1年生とは思えない頼もしい言葉でした。

生き物に触れることができるようになった子どもたちの成長

参加者の声と充実のサポート体制

保護者からは「子どもが本当に楽しそうにしていた」「毎回楽しみにしている」「私自身も海の生き物が好きなので一緒に楽しめた」といった感想が聞かれました。

今回は長栄軒のミニパンセットを活動場所まで届けてもらいました。特別価格の500円でたくさんの種類のパンが入っており、おいしいと好評でした。

安全面では、万が一の場合に備えて救急バッグや毒のある生き物に刺された場合の塗り薬も用意。活動保険にも加入しており、参加費の一部として保険料も含まれています。

磯観察会を終えた参加者たちの満足した表情

海の環境教育の意義

磯の観察は、海の生き物の多様性を直接体験できる貴重な機会です。今回のような体験を通して、子どもたちの「きれいな海を守る心」がまた一つ広がったことでしょう。

活動実績

  • 参加者数:27名(保護者14名・子ども13名)
  • 観察した生物:約30種類以上
  • ゴミ回収量:20kg
  • 活動時間:約3時間
  • 活動場所:愛知県田原市 宇津江港公園奥の磯

次回の磯観察会について

次回開催予定:5月11日(日)

次回の磯の観察会は5月11日(日)に同じ場所で開催予定です。なごや環境大学との連携による共育講座として実施します。参加費は600円(生き物資料、保険料込み)で、申込締切は5月6日となっています。

海の生き物との出会いを楽しみながら、環境について学ぶ貴重な機会です。皆さんのご参加をお待ちしています。

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