【愛知県田原市】第359回西の浜クリーンアップ活動レポート|企業ボランティア89人参加で海洋ゴミ200kg回収
企業CSR活動として全国から参加者が集結
4月12日(土)、愛知県田原市の西の浜にて通算359回目となる海岸清掃活動を実施しました。今回は特別活動として、ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループと株式会社八神製作所の皆さん合わせて89人がボランティア参加してくださいました。ジョンソン・エンド・ジョンソンの皆さんは北海道や広島など全国各地から集まり、企業の社会貢献活動の一環として西の浜クリーンアップ活動に参加してくださいました。当日は快晴で絶好のクリーンアップ活動日和となりました。

渥美半島西の浜での海岸清掃活動の様子
活動場所は渥美半島西の浜の突堤付近。この場所は潮の流れの関係で様々な海洋ゴミが集まりやすく、今回も活動前の下見で多くのゴミが打ち上げられている状況を確認していました。参加者には活動範囲と注意点を説明した後、早速クリーンアップ活動を開始しました。

親子で参加する環境教育活動
今回の特徴は小さなお子さん連れの参加が多かったことです。環境教育の一環として親子で参加する姿が印象的でした。子どもたちは消波ブロックに挟まったゴミに手を突っ込んで取り出したり、木の棒を使って海に漂っているゴミをひっかけて回収したりと、大人顔負けの活躍ぶりでした。
ゴミが取り出せたときの「よっしゃー!」という歓声が浜に響き、周りの大人たちも自然と笑顔になっていました。



企業ボランティアの効率的な清掃作業
大人たちも自然とチームを組み、ビン・カン回収袋担当、ペットボトル回収袋担当など役割分担をしながら効率よく活動していました。企業からの参加者は普段オフィスでの仕事が多いにも関わらず、積極的に砂浜を歩き回り、流木の間に挟まったプラスチックゴミなども丁寧に拾い集めてくださいました。


回収された海洋ゴミの種類と環境への影響
今回特に目立ったのはプラスチック製買い物かごの多さでした。スーパーやコンビニの買い物かごのようなものから、工業用のものまで様々なタイプがありました。また、劣化して白く変色したペットボトルも多く、おそらく長期間海に漂っていたと思われます。大型のゴミとしては自動車のタイヤや大きな発泡スチロールの塊が数個見つかりました。


絶滅危惧種スナメリの発見と海洋環境問題

活動中、スナメリの死骸も発見されました。スナメリは伊勢湾・三河湾に生息する小型のイルカで、環境省のレッドリストで絶滅危惧II類に指定されています。発見された死骸は腐敗が進んでいたため、死因の特定は難しいですが、海洋環境の変化や漁具による混獲などが影響している可能性もあります。
参加者の声:海洋ゴミ問題への意識の変化
活動終了後に参加者にインタビューすると、「初めて西の浜に来て、すごく景色がよくていい場所だと思いました。しかし、浜に降りてみるとゴミが多くて驚きました。拾っていくときれいになっていく浜を見てうれしくなりました」という声がありました。また、「ゴミを拾ってキレイになっていく達成感がある一方、これだけのゴミが出てしまうという現実もわかります。子どもたちも集中して取り組んでくれました」という感想も聞かれました。

清掃活動の成果と今後の取り組み
今回の活動で回収したゴミの総重量は200kg、ペットボトルのキャップは798個となりました。参加者89人による1時間ほどの活動で、見違えるようにきれいになった浜を見て、大勢でのボランティア活動の成果を実感できました。全国から集まった企業の皆さんとの協働は亀の子隊の活動を広める意味でも大変ありがたく、今後もこのような企業CSR活動との連携を深めていきたいと思います。

伊勢湾流域圏の海洋環境保全の重要性
伊勢湾流域圏の最下流に位置する西の浜には、上流域から様々なゴミが流れ着きます。一度の活動できれいになっても、またすぐにゴミが打ち上げられる現実がありますが、だからこそ継続的な環境保全活動が重要であり、多くの人に海の現状を知ってもらい、「きれいな海を守る心」を広げていくことが大切だと感じる日となりました。
活動実績
- ゴミ総重量:200kg
- 参加者数:89人
- ペットボトルキャップ:798個
- 活動時間:1時間
- 活動場所:愛知県田原市西の浜
