海の環境を学ぶ会~真夏の磯の観察会レポート|親子30名参加で29種類発見





海の環境を学ぶ会~真夏の磯の観察会レポート|親子30名参加で29種類発見

【愛知県田原市】海の環境を学ぶ会~真夏の磯の観察会レポート|親子30名参加で29種類の海洋生物を発見

真夏の磯で生命の輝きを発見

7月13日(日)、宇津江港公園奥の磯にて、海の環境を学ぶ会~磯の観察会を開催しました。真夏の強い日差しの中、子ども20人、大人10人の計30人が参加し、渥美半島の豊かな海の生態系を体験しました。

今回は田原市外からも4組の参加があり、三河湾環境再生パートナーシップ・クラブからの情報や、YouTubeで配信している磯の観察会の動画を見て参加してくれた方もいました。前回の観察会を「すごく楽しかった」と言って再び参加してくれるリピーターや、毎年泉保育園での磯遊び体験から継続して参加してくれている子どもたちの姿もあり、この活動が地域に根ざしていることを実感いたします。

真夏の磯の観察会に集まった30名の参加者による受付の様子

宇津江港公園奥の磯で開会式を行う参加者集合の様子

受付と環境への意識づけ

11時の開始に合わせて受付を行った後、まず簡単なゴミ拾いを実施しました。消波ブロックの隙間に入ったゴミを一生懸命に取り出す子や、細かいプラスチック片を丁寧にすくい上げる子の姿が見られ、海の環境を守ることの大切さを身をもって感じてもらうことができました。

その後、岩場での安全な移動方法について説明をして、真夏の活動ということで水分補給の重要性についても注意喚起を行いました。本部にはテントを設営し、いつでも休憩できる環境を整えました。

観察会開始前に消波ブロックの隙間からゴミを取り出す子どもたち

真夏の安全対策として水分補給と注意事項を説明する様子

磯での生き物観察

晴天に恵まれましたが、直射日光がきつく、風があっても暑さは厳しいものでした。高水温による生き物への影響を考慮し、捕まえたらすぐに本部の冷たい水槽に入れることを呼びかけました。

初めて参加される親子には、まずイソギンチャクに触れる体験から始めてもらいました。最初は怖がってお母さんの後ろに隠れていた子どもも、活動が進むにつれて積極的になり、活動後半には素手でカニを捕まえる姿を見せてくれました。

参加者たちは磯の様々な場所に散らばり、タイドプールを覗き込んだり、動石をめくって下に潜む生き物を探したりと、それぞれの方法で海の生き物との出会いを楽しんでいました。親子で協力して大きな石を動かしたり、子どもが発見した生き物を親御さんが網で捕まえたりと、家族での共同作業が微笑ましく感じられました。

磯の岩場でタイドプールを覗き込んで生き物を探す参加者たち

親子で協力して動石をめくり海の生き物を発見する瞬間

印象的な場面

特に印象的だったのは、岩をどかしてカニが出てきたところを素手でキャッチした小学生の反応でした。「うれしい。やばい。なんかすごいうれしいぞ。すごい楽しい!!」と、何か彼の中のスイッチが入ったかのように喜びをかみしめる姿に、体験型活動の持つ力を改めて感じることができました。見守っていた大人たちからも自然と拍手が起こり、その場にいた全員が子どもの発見の喜びを共有する瞬間となりました。

素手でカニを捕まえた小学生の喜びの表情と周りの参加者たち

子どもたちが発見した海の生き物を観察している様子

豊富な生き物との出会い

今回の観察会では、29種類もの海の生き物を発見することができました。

魚類では、ギマの幼魚、アミメハギ、カサゴの幼魚、タケノコメバルの幼魚、ナベカ、ダイナンギンポ、アゴハゼの幼魚、ミミズハゼなど多様な種類が観察されました。

甲殻類では、イシガニ、オウギガニ、ショウジンガニ、イソガニ、ヒライソガニ、コシマガリモエビ、スジエビモドキなど、多種多様なカニやエビの仲間を観察できました。

貝類・その他では、ヒザラガイ、クチバガイ、アサリ、イボニシ、アカニシ、イシダタミガイ、スガイなどの貝類に加え、イトマキヒトデ、クロナマコ、コケゴカイと思われるゴカイの仲間なども発見されました。

発見された29種類の海洋生物を本部の水槽で観察する様子

多種多様なカニやエビ類を観察する親子の様子

まとめの会での学習

観察活動の最後には、参加者が発見した生き物を使ってBlueDropの松野さんによる解説が行われました。毎回恒例となっている「それ俺が捕まえたやつ!!」という子どもたちの声が今回も聞こえ、自分が発見した生き物が紹介されることの誇らしさが伝わってきました。

特に盛り上がったのは、イソガニとヒライソガニの見分けクイズでした。レベル3の問題になると親御さんたちでもなかなか正解できず、子どもたちも真剣に観察しながら違いを見つけようと取り組んでいました。「もっと詳しくなりたい」という気持ちに火がついた子どももいたらいいなと思います。

BlueDrop松野さんによる海洋生物の解説を聞く参加者たち

イソガニとヒライソガニの見分けクイズに挑戦する子どもたち

参加者の感想と学び

参加者からは「楽しかった」という感想に加え、「こんなにたくさんの生き物がいるなんて知らなかった」といった声が聞かれました。また、「カニにもいろいろな種類があることを初めて知った」「生き物を観察するのがこんなに面白いとは思わなかった」という発見の声も多く寄せられました。

子どもたちからは「これはなんですか」といった素朴な質問が次々と出され、松野さんが丁寧に答えてくれました。こうした疑問を持つことが、自然への関心を深める第一歩となります。

真夏の磯の観察会を満喫した参加者たちの満足した表情

安全対策と配慮

真夏の活動ということで、熱中症対策として本部にテントを設営し、いつでも休憩できる環境を整えました。岩場での転倒防止のため、滑りにくい靴での参加を事前にお願いし、当日も安全な移動方法について詳しく説明いたします。

次回開催のお知らせ

次回の磯の観察会は8月10日(日)に開催予定です。夏休み期間中ということで、多くの親子連れの参加をお待ちしております。渥美半島の豊かな海の生態系を、ぜひご家族で体験してください。

今回の観察会開催にあたり、講師として参加してくれたBlueDropの松野さん、受付とカメラでサポートしてくれた松野さんの息子さん、そして参加スタッフの皆様に心より感謝申し上げます。

この活動を通じて、一人でも多くの方に海の豊かさと環境保護の大切さを感じていただけたなら幸いです。きれいな海を守る心を広げるため、今後も継続して活動してまいります。

環境ボランティアサークル亀の子隊では、毎月様々な環境学習活動を開催しています。詳しくは公式ホームページをご覧ください。

活動実績

  • 参加者数:30名(大人10名・子ども20名)
  • 観察した生物:29種類
  • 活動時間:約3時間
  • 活動場所:愛知県田原市 宇津江港公園奥の磯

次回の磯観察会について

次回開催予定:8月10日(日)

夏休み期間中の特別開催となります。渥美半島の豊かな海の生態系を、ぜひご家族で体験してください。参加費は600円(生き物資料、保険料込み)です。皆様のご参加をお待ちしています。


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