【愛知県田原市】第370回西の浜クリーンアップ活動レポート|NTN参加・43人で200kg回収・2025年度最終活動
渥美半島を走るランナーたちが浜に集結


3月15日(日)、通算370回目となる西の浜クリーンアップ活動を実施しました。活動場所は伊良湖から見て1本目の風車の辺り、Jポイント付近の海岸。今回は2025年度最後の活動となりました。当日は緩やかな風が吹いていましたが気温は暖かく、遠くの景色まではっきりと見渡せる清々しい一日でした。
今回の活動には、渥美半島を舞台に開催される中部実業団駅伝に出場するチームからNTNの皆さんが参加してくれました。毎年この時期、駅伝出場チームが西の浜のクリーンアップ活動に参加してくれるのが恒例となっています。走ることで渥美半島と縁をつないできたランナーたちが、今度はゴミを拾うことで浜と向き合う——そんな姿が今年も見られました。


活動中、NTNの参加者にインタビューをさせていただきました。2回目の参加という方は、こんな思いを語ってくれました。「ゴミをいくら拾ってもなくならないっていうのは、前回も感じていたことで。自分一人で10枚袋を集めても、まだまだある。来ているゴミの中に海外から流れ着いたものもあって、やっぱりみんなで一緒になってこういう活動をしていくことが大事だと思います。海ゴミが少しでもなくなってほしいですね」と話してくれました。同じくNTNから参加してくれた方(3回目)は、釣りが趣味ということもあって海と海ゴミの関係を身近に感じています。「釣りをしていてゴミが見つかることがあります。釣り人が捨てたようなものが流れ着いていたりして、マナーの問題だと思いますね。難しいかもしれないけど、拾い続けてこの海にはきれいになってほしいな」という思いを聞かせてくれました。



浜の状況──流木に紛れ込んだ海ゴミと、気になる弁当の山
浜に下りてみると、浜崖になった部分にゴミは少なく、打ち上げられた流木の中に紛れ込む形で海ゴミが散在していました。しばらく雨が降っていないためか、回収した海ゴミのほとんどが泥にまみれたような汚れた状態のもので、地道な拾い集め作業が続きました。堤防際には、豊橋のスーパーで購入されたと思われるお弁当のゴミが大量にまとめて捨てられていました。子どもが袋いっぱいに集めて「こんなにお弁当のゴミがあったー!」と元気よく持ってきてくれました。きれいになってよかったという達成感と同時に、「なんでこんなに?」という疑問も口にしていました。こうした身近な場所からの不法投棄も、見逃せない問題です。



仲間を連れて──広がる参加者の輪
先月から隊員になった家族が、今回は友達を誘って参加してくれました。活動を終えた後、「とてもすがすがしい気持ちになった」と笑顔で話してくれたのがとても印象に残りました。遠くから来ても、浜に立ちゴミを拾い、きれいになっていく海を目にすると、誰もがそう感じてくれるようです。昨年10月に初めて参加してくれたバイク女子3人の姿も再びありました。リピーターが増えていくことは、活動の輪が広がっている証しです。


豊川から家族で初参加された方は、流れ着く海ゴミの多さに驚いていました。「ここに捨てられたものじゃなくて、どこか遠くで捨てられて波に乗って流れてきたものの量がすごくて。日本全国で同じことが起きているんだと考えると、複雑な気持ちにもなります。目の前のことをやるしかないんですけど、もっと大きく何か変えないと減らないですよね。地味ですけど、続ける意義のある活動だと思います」とおっしゃってくれました。小学5年生の2人にも話を聞きました。1人は今日が初めて、もう1人は2回目です。「大変だけど面白い。大変だからなくなるように頑張りたい」と元気に答えてくれました。一番驚いた海ゴミを聞くと、「靴の中の皮みたいなやつ」「あとブロッコリー!」と笑いながら教えてくれました。子どもたちの目線で見つける海ゴミには、いつも大人が気づかない発見があります。







「祈り」を海へ──東日本大震災から15年
今回の活動には、もう一つ大切な思いが込められていました。東日本大震災から15年という節目、活動の締めくくりに、「東日本大震災 忘れない」というカードを参加者みんなで掲げ、被災された方々へ思いを届けました。前日、浜に流木と石を並べて作った「祈り」という文字は、翌朝には海に飲み込まれていました。海が「祈り」を受け取ってくれた——そう思いたいと感じた朝でした。



参加企業の皆さまへの感謝と2025年度活動の締めくくり
今回の活動には、NTNの皆さんに加え、毎月参加してくれているパチンコオータ、イオスエンジニアリング&サービス、グリーン海事の皆さんが今回も力を貸してくれました。継続的に足を運んでくれる企業の皆さんのおかげで、活動を続けることができています。
今回の参加者は43人(うち亀の子隊員・親亀・賛助隊員6人)。集めた海ゴミの総重量は200kg、ペットボトルキャップの数は780個でした。2025年度の活動はこれで最後となりました。1年間、ともに活動してくれたすべての皆さんに、心から感謝申し上げます。来年度もどうぞよろしくお願いします。




活動実績
- ゴミ総重量:200kg
- 参加者数:43人
- 亀の子隊員・親亀・賛助隊員:6人
- ペットボトルキャップ:780個
- 活動時間:約1時間
- 活動場所:愛知県田原市西の浜(Jポイント付近)
