ジョンソン・エンド・ジョンソン&八神製作所との第2回特別クリーンアップ活動
5月16日(土)、通算376回目となる西の浜クリーンアップ活動を実施しました。今回はジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループと株式会社八神製作所の皆さん86名(大人64名・子ども22名)にご参加いただき、亀の子隊スタッフを合わせた92名での活動となりました。昨年4月の第359回に続く、2度目の企業特別活動です。当日は雲一つない快晴に恵まれ、絶好のクリーンアップ活動日和となりました。



開会のご挨拶——「赤と白、混ざり合って活動しよう」
活動開始前、八神製作所代表取締役社長の荒木様からご挨拶をいただきました。「昨年はジョンソン・エンド・ジョンソンさんの赤、私たち八神の白、それぞれのかたまりで活動していて、外から見るとすごく綺麗な景色でした。今年は皆さんごちゃごちゃになって、赤と白が混ざり合いながらコミュニケーションを取りつつ、楽しく活動できればと思っています」と話してくださいました。続いてジョンソン・エンド・ジョンソン CS&CEシニアディレクターのニコラス様からも「2年前から参加を予定していたが台風でキャンセルになり、昨年も都合がつかず、今回やっと念願かなって参加できました」とお言葉をいただきました。熱中症や怪我のないよう気をつけながら、たくさんの海ゴミを拾おうという呼びかけでクリーンアップ活動がスタートしました。





子どもたちの元気な声が浜に響く
活動場所は西の浜のCポイント付近。参加者が浜に広がりクリーンアップ活動を開始すると、パッと見ではゴミが少なそうに見えた浜も、岩の間や砂の中を掘り返すほどに様々な海ゴミが次々と出てきました。今回も子ども連れの参加が多く、22名の子どもたちが大人に混じって活発に活動してくれました。「楽しいー!」「ゴミがいっぱい!」「貝殻拾ったー!」「きれいな石ー!」と元気な声が浜のあちこちから聞こえてきました。「去年の方がもっとゴミ多かった」という声もあり、2回目の参加ながら浜の変化をしっかり感じ取ってくれている子どもたちの姿が印象的でした。




2回目ならではの「気づき」——参加者の声
今回は第1回から引き続き参加してくれた方が多く、2回目ならではの視点が随所に見られました。八神製作所の社員さん(2回目参加)は「去年よりゴミがちょっと少ない感じがしました」と話してくれました。初回では便器や大型の漂着物にも驚いたといい、「活動前の説明を聞いてから、今年は小さいプラスチック片を意識して拾いました。魚が食べちゃいそうだなと思って」と、前回より一歩深いところで海ゴミと向き合ってくれていました。「天気に恵まれて、皆さんとこういう活動ができてすごく光栄です」と笑顔で語ってくれました。ジョンソン・エンド・ジョンソンの社員さん(2回目参加)は第1回の活動を振り返って「スナメリの死骸が2つあったのがやっぱりびっくりしました。相変わらずゴミは多いですね、細かいのも多くて」と浜の現状を率直に語ってくれました。「ゴミを出したのは自分たちなので、回収するのも自分たちの役目だと思います。毎年参加していきたいと思います」と力強い言葉をいただきました。


注射針の漂着が示すもの
活動中、これまでにも何度か漂着が確認されている医療用注射針が今回も見つかりました。家庭ごみではおよそありえないものが海に流れ出ている現実は、廃棄物の適正処理の重要性を改めて考えさせられます。西の浜には上流域から様々なものが流れ着きます。こうした現実を目の当たりにすることも、クリーンアップ活動を続ける意義のひとつです。





閉会のご挨拶——「子どもたちに完敗」
活動後の閉会挨拶では、八神製作所常務取締役の岸様から「短い時間でこんなにたくさんのゴミが集まるとは思っていなかった。今日ここに来る前にペットボトルをいくつか買ってしまった自分がちょっと恥ずかしいなと思った」と率直な感想をいただきました。また「ジョンソン・エンド・ジョンソンさんとは普段スーツを着てお会いしていますが、今日は同じ軍手をして汗を流すことができ、距離がグッと縮まりました」と語ってくださいました。ジョンソン・エンド・ジョンソンEP事業部バイスプレジデントの大多和様からは「子どもたちと比べると、大人は途中から『よっこいしょ』『暑い暑い』となってしまい、今日は子どもたちに完敗でした」と笑いを交えつつ、「来年もぜひご家族とともに、両社と亀の子隊の皆さんで素晴らしい活動を続けていければ」と力強いお言葉をいただきました。


渥美文化会館での講話——「海ゴミは、街のゴミ」
クリーンアップ活動の後は渥美文化会館に移動し、お弁当での昼食を挟んで亀の子隊代表・鈴木による約20分の講話を行いました。西の浜に漂着する海ゴミの現状として、ペットボトルやキャップにとどまらず、過去にはアメリカンフットボールのプロテクター、冷蔵庫、消火器、ヘルメット、医療機器など多種多様なものが漂着してきたこと、意図的にラベルが剥がされたペットボトルが目立つこと、そして愛知・三重・岐阜など海から遠く離れた内陸の地名が入ったゴミが流れ着くことが紹介されました。冬の西風(鈴鹿おろし)によって海が荒れ、夏の間に木曽三川などから流れ出たゴミが一気に打ち寄せられる仕組みや、マイクロプラスチックが海の生き物の誤飲につながっている現状にも触れ、「海ゴミはもともと街のゴミ」であるというメッセージが語られました。

1998年に「裸足で歩ける浜にしたい」という子どもたちの思いからスタートし、今年で29年目を迎える亀の子隊。2024年度は約3,700kg、2025年度は約3,000kg(参加者1,146名)の海ゴミを回収し、ペットボトルキャップだけでも年間1万個を超えるという具体的な数字とともに、浜の現状と活動の意義が伝えられました。企業の皆さんとともに浜に立ち、海ゴミを拾い、その背景を学ぶ——こうした積み重ねが「きれいな海を守る心」を着実に広げていきます。
ジョンソン・エンド・ジョンソンの皆さん、八神製作所の皆さん、今回も本当にありがとうございました。


活動実績
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- ゴミ総重量:160kg
- 参加者数:92人(大人70名・子ども22名)
- ペットボトルキャップ:526個
- 活動時間:約1時間
- 活動場所:愛知県田原市西の浜(Cポイント付近)
